子宮頸管ポリープ・子宮内膜ポリープ
子宮頸管ポリープ・子宮内膜ポリープ
子宮の入り口(頸管)に、ポリープと呼ばれるキノコ状の良性の腫瘍ができる病気です。痛みはありませんが、簡単に出血するようになります。子宮頸管ポリープは組織がもろく軟らかいため、性交時や激しい運動の後などに不正出血したり、排便時のいきみのときなどに少量出血するなど、おりものの量が増えたり茶褐色に変化したりするなどの症状があらわれます。妊娠を経験した30代~50代の女性に多く発生する病気ですが、原因は分かっていませんが、女性ホルモンの影響や、細菌が感染して炎症を起こすことが関係していると考えられています。
子宮頸管ポリープはガンなどの悪性に変化することはほとんどなく、深刻な病気ではありません。ただし、妊娠してポリープが見つかると妊娠に悪影響を及ぼすことがあるため、妊娠前には婦人科検診を受けましょう。
また子宮内膜ポリープは症状を自覚することはあまりなく、ほとんどが良性の病気です。しかし、不妊の原因になるため、気になる方は早めに検査を受けましょう。