診療コンセプト
産婦人科という垣根を取払い、女性診療科として幅広く女性全般の悩みに対応することを掲げています。
患者様ひとりひとりと丁寧に向き合いながら安心していただけるような医療を提供し、検診も含め何でも相談できる、全ての女性のための「かかりつけ医」としてサポートしていきたいと思っています。
婦人科全般の診療の中でも、低用量ピル(OC)の普及率、及び婦人科検診の受診率を高める為の啓蒙活動に力を入れています。
なぜ子宮頸癌になるのか、なぜ現代女性にOCが必要なのか、なぜ避妊はOC以外信用してはいけないのか、この国の教育現場では教えてもらえない事を、全ての患者様に情報提供しています。
望まない妊娠を少しでも減らし、人工妊娠中絶手術を繰り返さない為に、OC服用を推奨しています。
大学病院ではなく、末端のクリニックだからこそ出来ること、やらなければならないことがあると思っています。当院を訪れた方が正しい知識を持ち、少しでも多くの女性が安心頂けるように、日々の診療を行っています。
当院は、基本的には予約制となっております。(→詳しくはこちら【診療予約】)
当院の『かかりたいときにかかれるクリニック』の趣旨にもとづき、予約無しでの当日来院も可能です。
ただし、予約の方優先での診察になるので、診察のご案内まで大幅にお待たせしてしまう可能性がありますので予めご了承ください。
症状によっては何科に行ったらいいのかわからない場合もあると思いますが、まずはお気軽にご相談下さい。もし他の専門の科の診察が必要と判断した場合はご紹介しております。
また、気兼ねなく安心してご来院頂けるように、女性専用外来として男性のご入室はご遠慮申し上げております。
※ご来院の際には保険証・マイナンバーカードをご持参ください。
診療内容
婦人科 女性特有のお悩みご相談ください
女性の悩み全般に対して相談できる女性専門の婦人科クリニックとして、月経に伴う症状(不正出血、月経不順、月経困難症、月経前症候群等)、加齢や閉経に伴う症状(更年期症候群等)、外陰部の症状、泌尿器の症状や性感染症など、婦人科は行きずらいと敬遠してしまいがちですが、不安な気持ちが解消できるように患者様ひとりひとりが、ご納得して頂けるような医療を目指します。
当院には産婦人科専門医の女医も多数在籍しております。ひとりで悩まずお気軽にご相談ください。
- 月経痛(生理痛)が辛い
- 月経量(生理のときの出血)が多い
- 月経期間(生理期間)が長い
- 月経周期(生理周期)を調整したい
- 下腹部痛、下腹部に違和感がある
- 月経時(生理)以外で出血がある
- おりものの異常(におい・量・色が変わった)
- 外陰部のかゆみ(カンジダ等)
- 性病・性感染症(クラミジア・淋菌・梅毒・HIV等)
- 婦人科検診
- 低用量ピル(OC・LEP)
- アフターピル(緊急避妊)
- 人工妊娠中絶手術(初期・日帰り)の術前診察
等々、女性のお悩みご相談ください。
ご注意
- 女性内科・泌尿器科は病状により、内科もしくは泌尿器科の専門医の診察、治療(検査・処置)が必要と判断した場合には、内科もしくは泌尿器科のご受診をご案内させていただきます。(当院は婦人科医師の診察となります。また、専門の検査や処置は、専門の医療機器がないため出来かねますので予めご了承ください。)
- 発熱や風邪症状(せき・のどの痛み・くしゃみ・倦怠感等)がある方は、事前に東京都の発熱相談センター等の相談窓口にご相談ください。来院時37.5℃以上ある場合には診察ができない可能性もありますので予めご了承ください。
低用量ピル(OC)処方
「使ってみたいけれど恥ずかしい」「どうやって使うのかわからない」「どこへ相談すればいいの?」など、興味はあるけれど未経験という方は、当院へご相談ください。
ピルはいつでも始められ、そしていつでもやめられます。 あなたのライフスタイルにあわせて使うことができます。
ピルは「避妊」のイメージを持たれる方が多いと思いますが、女性にとって多様なメリットと選択肢を与えてくれるものです。
避妊以外にも、月経周期のコントロールや月経痛の改善、月経量が少なくなる、ニキビが改善されるなど、また、継続服用することで子宮内膜症や卵巣がん・子宮体がんなどの病気の予防にもなります。
ご不安になる副作用に関しては、誤解される方が多いのですが、今後の妊娠や胎児への影響は一切ありません。また、体重が増加するような作用はなく、多少むくむ方がいる程度です。唯一のデメリットは、血栓症(血管内に血のかたまり(血栓)が詰まる病気)の発生率が少し高くなることです。ただ、このリスクは、喫煙者や妊婦が血栓症になるリスクより低いことが分かっています。
別の観点では、ピルでHIVや梅毒などの感染症を防ぐことはできません。コンドームを正しく使用することが大切です。避妊はピル、性感染症予防はコンドーム、というのが望ましいでしょう。
正しい知識を持ち、ピルは女性にとって積極的に活用されるべきものであり、当院ではもっとピルのことを知ってもらうために啓蒙活動も積極的に行っています。
アフターピル(緊急避妊薬)処方
アフターピル(緊急避妊薬)とは「妊娠を望まないのに無防備な性行為をもった」、「避妊をしなかった」「運悪くコンドームが破れてしまった」、「レイプ被害を受けた」など、望まない妊娠を避けるために用いる薬です。
性行為後72時間以内に女性ホルモン製剤を服用することで着床を防ぎ、高い確率で避妊することができます。72時間以内と言いながらも、早ければ早いほど避妊効果はより高くなりますので、できるだけ早く服用することがとても大切です。
72時間を超えたとしても、120時間までなら服用しないよりは服用した方が避妊の期待も出来るので、不安な方は積極的に服用することをお勧めします。
避妊効果はかなり期待できますが残念ながら100%とはいきませんし、着床した後の胎嚢を流産させることはこの薬では不可能なので、あくまでも妊娠成立前に使用するという理解をしてください。
避妊に関しては、普段から継続した低用量ピルの服用をすること以外は、信用できないことを知っておきましょう。
人工妊娠中絶手術(初期・日帰り)
当院では手術を行っておりません(本院の池袋クリニックでの手術になります)
術前診察を行い、手術予約をお取りするところまでは当院で実施可能です。
残念ながら、妊娠継続を希望する事が出来ずに中絶手術を選択する事になってしまった場合、皆さんが一番不安になるのが、又きちんと妊娠出来るかどうかという部分だと思います。
池袋クリニックでは、妊娠11週までの方を対象に、日帰りで独自の麻酔法と中絶手術法で、全く痛みのない無痛中絶手術と負担の軽い中絶手術を心がけております。
人工妊娠中絶手術は、どこでもできるものではありません。母体保護法に基づいて、都道府県の指定する医師が行うものと規定されています。池袋クリニックは、母体保護法の指定医を受けております。
人工妊娠中絶の場合、最低でも11週までの期間内で中絶の手術(初期中絶)を受ける必要があります。中絶には初期中絶と中期中絶がありますが、池袋クリニックで行っているのは11週までの初期の中絶のみです。
妊娠の期間は最終生理日からも数えられます。 そこから妊娠に気がつくまでには約4〜5週間ほどです。妊娠がわかった時点で、なるべく早めに人工妊娠中絶をするかを決めましょう。
また、妊娠したことを伝えるのが遅れれば遅れるほど中絶するかを決める時間がなくなり、中絶手術が受けられなくなってしまう可能性もあります。
妊娠の可能性があると感じたら、すぐに妊娠をしているか確認をし、子供を産むか、中絶をするのかを話し合うことが必要です。12週間を越えた場合は、死産届けを提出しなければならないというのも覚えておきましょう。
妊娠中絶の手術時間は5~11週の間であれば、わずかに10分で終わります。来院から帰宅までは最短で3〜4時間ほどが目安になります。
婦人科検診・検査
なんとなく抵抗があって婦人科自体に足を運んだことがない、何年も前に一度受けたきりという女性が多いのではないでしょうか。しかし、婦人科検診は女性にとって非常に重要なことです。
女性には、子宮・卵巣・膣・乳房など、妊娠・出産・子育てに必要な女性特有の器官があり、年齢とともに変化していきます。それらにかかわる女性特有の病気が婦人科系領域の病気です。
婦人科の病気の多くは自覚症状にとぼしく、婦人科とは無関係に思える症状でも何らかの形で婦人科の病気とつながっているケースもあります。病状が進むと治療が難しくなり、命を脅かすこともあります。
婦人科検診を受けた女性の25%は、何かしらの異常が発見されています。婦人科の病気の多くは自覚症状にとぼしいため、婦人科検診を受けたことで発見できることが多いです。
ですから、症状がない場合でも定期的に検診を受けて、早期発見し早期治療することが大変重要です。
自治体や会社の無料検診は経膣超音波検査がないことが多く、卵巣の病気が見落とされることがありますので、医療機関で検診をしっかり受けることが大切です。また、性感染症検査もしっかり受けることが大切です。
例えば、クラミジアや淋病は女性がかかる性病の中では最も頻度が高くて、自覚症状が少ないことが特徴です。
自覚症状が少ないため、気がつかないうちに、お腹の中で病気が進んで、不妊症や子宮外妊娠の原因となる場合がありますので、パートナーが変わった、何か異常を感じた、不安を感じる行為をしてしまったなどがあれば、一度検査をしてみましょう。
定期的な検診・検査で自分の体ときちんと向き合いましょう。
その他注射など
プラセンタ注射
プラセンタ注射(医療用医薬品)とは、もともとは更年期障害などの治療に使われていましたが、プラセンタエキスを注射することにより全身の細胞が活性化され、細胞の修復が可能です。その他、自然治癒力・免疫機能を高め、身体のバランスを調整・回復します。お肌のトラブルはもちろん、身体の不調やストレスにお悩みの方におすすめです。
ビタミン注射
不足しがちな各種ビタミンを、注射や点滴により直接体内に投与することで直接作用をもたらします。
にんにく注射
疲労回復の特効薬「にんにく注射」。
にんにくに滋養強壮作用があることは有名です。実は、にんにく注射の主成分は細胞を活性化し新陳代謝を活発にして疲労回復などの効果を高める「アリシン」と、神経や筋肉の働きを良くし疲労や倦怠感の回復に効果を発揮する「ビタミンB1」です。
このにんにくと同じような成分が入っているため、注射した時、にんにくのようなニオイがすることからこの名前がついたといわれています。
アスタキサンチン配合のサプリメント
高い抗酸化作用を持っているアスタキサンチンを配合し、市販のアスタキサンチン配合のサプリメントより高い効果を持ち、医療機関でしか販売していないサプリメントになります。 市販のサプリメントよりも、
- 年を重ねた肌に潤いを与える効果
- 美容効果
- 眼精疲労や肩こりの改善
- 運動後の疲労回復効果
が特に優れています。
アスタキサンチン配合の美容液
肌の健康に重要な『アスタキサンチン』を贅沢に配合したエッセンス。肌への親和性を高める技術で、角質層の奥までの浸透を実現した美容液です。サプリメント同様、医療機関のみで販売されています。
病院検索サイトCaloo掲載
気になることありませんか?
婦人科 簡単セルフチェック
気になる症状がひとつでもあれば、婦人科を受診することをおすすめします。
子宮内膜症チェック
- 生理痛が強い
- 生理痛がだんだん強くなってきている(鎮痛剤が効かない)
- 慢性的な骨盤痛がある
- 性行為時に奥の方が痛い
- 排便時痛がある
- 生理の量が多い
- レバーのような血のかたまりが出る
- 生理期間が長い
子宮内膜症とは、子宮以外に生理の元が作られること。まわりの臓器と癒着して炎症の元になります。不妊症や卵巣がんの原因にもなります。 生理痛はあって当たり前と思っていませんか??
日常生活に支障が出るようなら、その考えは見直してみましょう。
子宮筋腫チェック
- 生理痛が強い(月経困難症)
- 生理のとき出血量が多い(過多月経)
- 生理の期間が長い
- 生理のとき貧血を伴う動機・息切れ・めまい・立ちくらみなどがある
- 生理のときレバー状の血のかたまりが混じることがある
- 下腹部にしこりのようなものがある
- 下腹部痛・骨盤痛・腰痛がある
- 下腹部に圧迫感がある
- 頻尿・尿漏れ・尿が出にくいなどの排尿トラブルや便秘が続いている
- おりものの量が増えたり血が混じる
- 性交痛がある
- 避妊していないがなかなか妊娠しない
辛い生理、我慢はNGです。病気の可能性があります。 筋腫の場所によっては、不妊症・流産のリスクもあるんです。 生理痛はあって当たり前と思っていませんか??日常生活に支障が出るようなら、その考えは見直してみましょう。
子宮頸がんチェック
- 生理とき以外で出血がある
- おりものの異常(においが強い・膿っぽいおりものが出る)
- 性交時に出血する
- 下腹部の痛みがある
- 血の混じった尿が出る
- 一度でも性交経験がある
放っておくと最悪の場合、子宮を摘出しないといけないケースもあります。 子宮頸癌は、初期は無症状のため、気付きにくい癌のひとつです。
初期は無症状だからこそ、婦人科で定期的な検診を行いましょう。
卵巣の腫瘍チェック
どちらかにチェックが付く場合、卵巣の腫瘍の可能性があります。
- 下腹部の違和感
- 太ったわけでもないのに、最近下腹部のぽっこりが目立つ
卵巣の腫瘍は、初期は自覚症状がないことが多いです。放っておくと巨大化した卵巣がねじれて激痛がおそってくる可能性もあります。
チェックがあった方は、婦人科を受診し、エコーでチェックしてもらいましょう。
クラミジア感染症・淋菌感染症チェック
- おりものの量が増えた
- おりものの色・においが変わった
- 下腹部の痛みがある
- 外陰部に強いかゆみや痛みがある
- セックスの時や排尿時に痛みがある
- 尿道に違和感がある
- 尿道から膿のような分泌物が出る
- 月経時以外で出血がある
- 性交時やオーラルセックスの際にコンドームを使わない
クラミジア感染症・淋菌感染症は、女性がかかる性病の中では、最も頻度が高いです。
はっきりとした症状が出ないことも多く、そのまま放置しがちです。でも、感染したまま放置すると急激な腹痛や不妊症の原因になる可能性もあるので、必ず婦人科を受診しましょう。
また、新たなパートナーとのセックスの機会を持ったら、検査をしてみることも大切です。