【産婦人科専門医監修】子宮の病気・症状チェック!異常のサインを放っておかない!
女性特有の子宮の病気。それほどひどくない…我慢できる…いつものこと…仕事が忙しい…、といって病気のサインなのにそのまま放置してしまうことも多いのではないでしょうか。
不妊や流産の原因になったり、癌になる可能性もありますので、セルフチェックでひとつでも心当たりがある方は、婦人科でチェックしてもらいましょう!
自覚症状に気付かないことも多いので、定期的に婦人科で検査をしてもらうことをおすすめします。
子宮筋腫チェック
子宮にできる良性腫瘍です。30~40歳代に多く、成人女性の5人に1人は筋腫があるといわれています。
初期の自覚症状はほとんどありません。不妊や流産の原因にもなります。
- 貧血がある
- 月経の量が多くなった、レバーのような血のかたまりが出る
- 月経時以外で出血がある
- 下腹部痛、腰痛がある
- トイレの回数が近い
- 下腹部がポッコリしてきた
子宮内膜症チェック
子宮内膜症は、決して珍しい病気ではなく、月経のある女性の10~20%程度の人に発症し、30代~40代の女性に多く発症しますが、最近は10~20歳代の若い世代にも多くみられます。不妊の原因にもなるので要注意です。
- 月経痛が強い
- 月経痛がだんだん強くなってきている(鎮痛剤が効かない)
- 慢性的な骨盤痛がある
- セックスの時に奥の方が痛い
- 排便時痛がある
- 月経の量が多い、レバーのような血のかたまりが出る
- 月経期間が長い
子宮頸がんチェック
子宮頸がんは子宮の入口にできるがんです。日本は子宮頸がんにより亡くなる人は年間約3,000人に上り、単純に平均すれば1日に約8人が亡くなっています。子宮頸がんは若い人がかかる病気に変化しており、30歳代で子宮頸がんになる人も増えています。
子宮頸がんの原因となるウィルスであるHPVは、とてもありふれたウィルスで、性交経験のある女性の多くはHPVに感染すると言われるほどです。
- 月経時以外で出血がある
- セックスのときに出血をする
- おりものの異常(においが強い・膿っぽいおりもの)
子宮頸がんが心配な方はこちら
いかがですか?ひとつでも心当たりがある場合は、婦人科に行ってみましょう!自分の身体は自分で守らなくてはなりません。始めましょう、婦人科検診習慣!
婦人科セルフチェック動画
その他、卵巣の腫瘍やクラミジアなどの性病チェックもあります。『セルフチェック動画はこちら』をクリックして今すぐチェック!