おりもの異常の原因と検査

気になる症状 原因 実施する検査
におい

量が多い
クラミジア
淋菌
トリコモナス
細菌性膣炎
・培養
・淋菌、クラミジア、トリコモナス
かゆみ カンジダ
トリコモナス
培養
出血混じる クラミジア
淋菌
子宮頸がん
・淋菌、クラミジア
・子宮頸がん検査(スメア)

検査料金

症状があれば基本的に保険適用になります。
(保険証をお持ちください)

培養
(一般細菌・カンジダ・トリコモナス)
約1,900円
クラミジア 約2,000円
淋菌 約2,000円
クラミジア・淋菌同時 約2,400円
子宮頸がん検査
(スメア)
約2,000円

※保険適用3割負担、初診料込みの目安金額です。
※薬剤料は別途かかります。

検査結果

検査結果は、大体5~7日でWebから確認(閲覧)できます
(子宮頸がん検査・精密検査は2週間程度かかります)
詳しくはこちら



おりものの色がおかしい?―心配なおりもの― 

正常なおりものは、透明で乳白色のものですが、茶色かったり黄色かったり……。そんなおりものが出たら病気を疑いましょう。おりものはからだのバロメーターです。もしかしたら大きな病気が隠れているかもしれません。色や量、においがいつもと違っていたり、かゆみや痛みがあるなどの症状があれば、早めに受診しましょう。

白・透明なおりもの

おりものの状態 症状 病名
白や黄色の粘り気のあるおりものが増える 性交後の出血、タンポンなどの刺激による血、生理と生理の間に少量の出血が続く、など 子宮膣部びらん
おりものに膿、白いおりもの、慢性になると黄色いおりものも 原因菌により症状は異なる。頚管内部の腫れ、下腹部痛や腰痛、発熱、炎症が進むと性交痛なども起こる 子宮頸管炎
漿液(水様透明)のおりもの 不正出血、下腹部の痛み、性交時の痛みなど(自覚症状乏しい) クラミジア感染症
白い酒かす、粥状、ヨーグルト状のおりもの 外陰部や膣のかゆみ、発赤や腫れなど 外陰膣カンジダ症
(膣カンジダ症)

黄色・黄緑のおりもの

おりものの状態 症状 病名
黄色もしくはピンクのおりもの 股間辺りの違和感、性交痛、性交時出血など 老人性膣炎
おりものに血が混じったり、黄色い膿が出る 発熱、下腹部痛、腰痛、不正出血 子宮内膜炎
黄色い膿状のおりもの 下腹部痛、腰痛、吐き気、嘔吐、急な発熱、不正出血 卵管炎
黄色・茶色・クリーム色のおりもの(悪臭あり) 外陰部のかゆみ 細菌性膣炎
感染後1週間ほどで膿性の黄色いおりもの(悪臭あり) 外陰部のかゆみ、不正出血、排尿痛 淋病
あわ状のおりもの(悪臭あり) 外陰部や膣の強いかゆみ トリコモナス膣炎

茶褐色・赤いおりもの

おりものの状態 症状 病名
茶褐色や茶色いおりもの 薄い少量の出血、生理痛のような軽い腹痛など 妊娠初期の着床出血
進行するにつれて、赤や茶褐色のおりもの 不正出血、下腹部痛、腰痛、排尿痛、排尿困難、特に閉経後の不正出血は特に要注意 子宮体がん
不正出血、下腹部痛、腰痛、性交時出血など 子宮頸がん
茶褐色や血の混じったおりもの 生理前後の出血、性交時や激しい運動後の不正出血 子宮膣部びらん
子宮頸管ポリープ

黒いおりもの

おりものの状態症状病名
黒いおりもの血が溜まったと考えられる不正出血

変な色のおりものが出たら要注意です。自己診断はせずに、早めに受診しましょう。子宮の病気は、そのままにしておくと不妊や、最悪の場合、子宮摘出につながることもあるので、将来子供をつくりたいのであれば、早急な対処が必要になってきます。また、感染症に関しては、自分だけの問題ではありません。パートナーに感染する疑いや、逆にパートナーからの感染も考えられます。もし、感染症の疑いがあるならば、自分だけではなくパートナーにも検診を受けてもらいましょう。



気になるおりものの臭い

おりものの臭いも多種多様で、個人差があって当たり前です。 ただ無臭で、時間を置くと酸っぱいにおいがするのが通常のおりものだと言われています。 明らかに悪臭を放つものは、病気の可能性がありますので、早めに受診しましょう。

おりものの臭いがきつくなる病気

子宮頸管炎 ・クラミジア感染症 ・外陰膣カンジダ症(腟カンジダ症) ・トリコモナス膣炎 ・老人性膣炎 ・細菌性膣炎 ・淋病 ・子宮頸管炎 ・子宮頸がん ・子宮体がん

また、病気でなかったとしたら、外陰部を不潔にしていることが原因にあげられます。外陰部をきれいにするためにビデを多用したり、シャワーやせっけんで膣内まで丁寧に洗う方もいますが、きれいにしすぎるのも問題で子宮内部の自浄作用が弱くなってしまいます。

クラミジア感染症・淋菌感染症|簡単セルフチェック

  • おりものの量が増えた。色・においが変わった。
  • 下腹部の痛みがある
  • セックスの時や排尿時に痛みがある
  • 月経時以外で出血がある

※クラミジア感染症・淋菌感染症は、女性がかかる性病の中では、最も頻度が高いです。
はっきりとした症状が出ないことも多く、そのまま放置しがちです。でも、感染したまま放置すると急激な腹痛や不妊症の原因になる可能性もあるので、必ず婦人科を受診しましょう
また、新たなパートナーとのセックスの機会を持ったら、検査をしてみることも大切です。

気になるおりものトラブルに膣内乳酸菌を増やすサプリメントをお試しください!(税込:3,980円)